人工乳房の購入前にチェック!乳房補整具は助成金の補助が受けられる
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乳がんの手術で乳房を失った後の生活には、さまざまな不安や戸惑いがあると思います。中でも術後のボディイメージの変化は誰もが悩むポイントです。そんなときには、外見を補う人工乳房(乳房補整具)が心強い味方になります。
この記事では、人工乳房の購入前に知っておきたい、人工乳房と助成金のことについて解説していきます。
目次
なぜ人工乳房が必要?人工乳房の大切な役割とは

人工乳房を着用すると、お胸の左右バランスが整います。外見の違和感が軽減されることで洋服を着こなしやすくなり、周囲の目を気にせずに外出したり、人前に出る自信にもつながります。人工乳房は乳がん術後の女性が自分らしさを取り戻し、快適な生活を送るための大切なアイテムと言えます。
人工乳房の大切な役割
女性にとって外見上の変化は心理面に大きな影響を与え、「女性らしさを失ったのでは」と落ち込んでしまうケースも少なくありません。乳房再建は、身体的・精神的・経済的なハードルが高く、喪失感を抱えながら過ごしているサバイバーさんも少なくないといいます。
そのような方は、「温泉に行きづらい」「身体のバランスが悪い」「ブラに入れるパッドがわずらわしい」といった不便さや不自由さを抱えているのではないでしょうか。
もしかすると、人工乳房という選択肢を知っておくだけでも不安の軽減につながるかもしれません。
人工乳房の種類と価格を要チェック!おすすめの人工乳房
人工乳房とは、乳がんの手術で失われた胸の膨らみを補うための取り外し可能な乳房補整具です。
補整具としての人工乳房は、体内にシリコンインプラントなどを入れて形を作る乳房再建手術とは異なり、お胸の肌側に外付けで装着して使用します。
主にシリコン素材で作られていて、本物に近いお胸の質感や重量を再現しやすく、耐久性の高さも魅力です。
人工乳房には様々な種類がありますが、大きく2つに分類できます。
オーダーメイドの人工乳房
体型や健側のお胸と比べて違和感のない形状、皮膚色、血管まで、その方だけのためにオーダーメイドで製作する人工乳房です。
裸になっても人工乳房であることがわからないぐらい細部まで再現されることが特徴で、再建予定が無い方にとってとても価値の高いものとなるでしょう。
しかし、とても高額になるので購入に踏み切れない方もたくさんいらっしゃるようです。
既製品の人工乳房
一般的な女性の体型に合うような型で量産することが可能な人工乳房です。外見ではオーダーメイドに叶いませんが、質感や重量、着用感などは十分に満足できるものもあります。
オーダーメイドに比べて価格が安く、手軽に使うことができるのが特徴です。
関連記事:人工乳房とは?
おすすめ!初めての方にちょうど良い人工乳房
オーダーメイドの人工乳房はハードルが高いと感じている方にとってちょうど良い人工乳房があるのでおすすめしたいと思います。それが、当店で販売しているブレストケアヌーブラです。
ブレストケアヌーブラは、医療用レベルの品質と安全性を備えたシリコン素材で作った人工乳房です。乳房に近い柔らかさと同時に形状保持力にも優れ、お胸に貼り付けるだけの手軽さで、お胸の膨らみを再現できるアイテムです。
お胸に貼り付けるブラジャーの元祖、ヌーブラが作っているので、オーダーメイドの人工乳房や他社既成品に負けない着用感や品質が特徴です。
詳細ページ:ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップって何?
購入前に確認がおすすめ!人工乳房の購入費用を補助してくれる自治体があります

助成金事業として人工乳房の購入費用を補助してくれる自治体があることをご存じですか?
申請の方法や補助の金額などは自治体ごとに異なるものの、最近はこのような助成金制度を開始する自治体が増えているのでチェックする価値はあります。
特に、これ以上の経済的な負担が厳しいと感じている方にとって助成金の活用は効果的な対策の一つです。
購入費用の負担が軽減されれば人工乳房を使うことも検討しやすいかもしれません。
例として大阪市のアピアランスケア支援事業を紹介
ヌーブラジャパンの本社がある大阪市の助成金を例にして確認してみました。
概要はこのようになっています。
大阪市を例にした制度の概要
大阪市のHPによると、アピアランスケア支援事業は大阪・関西万博のテーマに沿った取り組みの一環だそうです。
大阪市では、 大阪・関西万博のテーマに沿った取組の一環として、令和5年4月1日から、がんに罹患された方の治療と社会参加等の両立を支援し、療養生活の質が向上するように、がん治療によるアピアランス(外見)の変貌を補完する補整具(ウィッグや乳房補整具)の購入費用の一部を助成しています。
制度を利用するときの条件も設定されていますので、あわせて確認しておきましょう。
大阪に限らずどこの自治体でも共通しているのは、制度の対象者はその自治体に住んでいる方のみということです。その他、がん治療に起因する身体の変化に対応する補整具の購入であること、過去に同様の補整具購入助成の利用歴がないことなどが条件であることが多いようです。
1.申請時点で大阪市内に在住し、大阪市の住民基本台帳に登録されている方
2.がんと診断され、申請時において治療中又は過去に治療を受けたことがある方
3.がん治療に起因する脱毛又は乳房を切除したことに伴い補整具を令和5年4月1日以降に購入した方
4.過去に本市または他の自治体が実施する補整具購入にかかる同様の助成を受けていない方
助成金の対象になるもの
補助を受けるためには、指定された期間内に要件を満たすウィッグや乳房補整具を購入したという証明が必要です。
人工乳房は、乳房補整具に該当します。大阪市の要件はこのようになっています。
外科的治療等による乳房の形の変化に対応するための補整下着(下着とともに使用するパッド(シリコン製を含む))又は人工乳房(直接肌に張り付けて使用するもの、ただし乳房再建術等によって体内に埋め込まれたものを除く。)のいずれかとする。ただし、人工乳房については、両側乳がんを除き、1人1台に限る。
例えば、当店でブレストケアヌーブラを購入した場合は、購入時の明細と領収書の提出が求められます。
助成金の金額
大阪市で助成金を利用する場合、次の金額が補助されます。補助金の対象になるのは商品本体のみで、付属品や交通費などの経費は除外されます。
補整下着:3万円
人工乳房:5万円
金額は自治体により、おおよそ1万円から5万円の範囲で設定されているようです。
ただし、年度が変われば条件等も変わるかもしれないので、人工乳房の購入前にご自身が住む自治体のHPなどで最新の情報をご確認ください。
ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップは助成金の対象になる?

ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップは乳房補整具に該当するので助成金の対象になります。
実際に、これまでご購入いただいたお客様もこの制度を利用しており、様々な都道府県のお客様から助成金申請のための領収書についてお問い合わせいただいております。
助成金対象になるブレストケアヌーブラの商品
ブレストケアヌーブラオンラインショップの商品で助成金の対象になるのは現在のところこちらの2商品です。
ヌーブラソープやフィルム、ヌーピットなどのケアアイテムは対象になりませんのでご注意ください。
また、対象商品の要件は自治体により異なる可能性がありますので、お住まいの自治体の最新情報をご確認ください。
Q.領収書は出せますか?
A:当店で商品を購入いただいたお客様は、ご自身で領収書をダウンロードすることができます。
助成金を申請するときには明細と領収書の両方が必要になりますので必要に応じてご利用ください。
関連ページ:ブレストケアヌーブラのよくある質問
ブレストケアヌーブラの口コミ評判

ブレストケアヌーブラってどんなものなのか参考にするために、最近実施した利用中の方のアンケートを紹介します。
60代で両胸を全摘されています。(アンダー72、Dカップ)
- Q.ブレストケアヌーブラを選んだ理由はなんですか?
A.金額的にリーズナブルだったから。 - Q.どんな時に使いますか?
A.お出かけのとき。 - Q.今後も使用したい?
A.YES.場面場面で着けた方が心地よい。 - Q.使用してみて良かったことはありますか?
A.乳房に近い重み感を感じられた。パットはズレてしまうがヌーブラはズレが少ない。パッドよりも重みが良い。
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