乳がんパッドは素材や粘着の有無などによって、使い始める時期や最適な利用場面に違いがあります。できれば、日常生活だけでなく、ドレス着用時・温泉やプール・ヨガなど、利用場面に合わせて最適なものを選びたいですね。

この記事では、乳がんパッドの種類と選び方、おすすめのブレストケアヌーブラについて解説していきます。

乳がんパッドの種類とメリット・デメリットを徹底解説！

乳がんパッドには、「外見ケア」と「傷の保護」の2つの役割があります。使い方もブラジャーのパッドポケットに入れるか、肌に直接着けるかなどそれぞれです。

乳がんで全摘手術を受けたあとは、お胸の状態に合わせてパッドの材質や乳がんパッドの種類を使い分けることがベスト。一般的には、手術後3か月程度は綿のパッドや下着でお胸を保護することが良いとされています。

粘着タイプの乳がんパッドや人工乳房は、術後すぐの皮膚には負担になってしまうので、術部が落ち着き、傷の痛みが気にならなくなってからご検討ください。

商品名	ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップ
サイズ	サイズ3・サイズ5
価格	サイズ3：14,960円（税込）, サイズ5：16,940円（税込）

乳がんパッドの種類とメリット・デメリット

乳がんパッドは、おもに綿素材とシリコン素材のものが多く販売されています。その他ジェルやウレタン、スポンジ素材など多種多様です。パッドの形状や粘着の有無など、特徴的な機能を追加した商品がたくさんあるので、お胸の状態やお悩みに合わせて選ぶのがおすすめです。

綿素材のメリットとデメリット

綿は柔らかく、通気性や吸水性もあるので肌に優しいのが一番のメリットです。また、比較的安く購入できるのも良いところ。一方で、重量や形状のカバーが苦手です。ボリュームを調整するために何枚も重ねて使用することになり、最終的に着心地が悪くなることが多いのがデメリットです。

シリコンパッドのメリットとデメリット

シリコンパッドは十分な重みと自然な弾力で本物のお胸に近い質感や揺れを表現することができます。型崩れや汚れに強いのもメリットのひとつ。逆に、通気性や吸水性が無いので汗や熱気によるムレの原因になりやすいというデメリットがあります。

ジェル素材のメリットとデメリット

ジェルパッドは綿に比べて重さや形状の調整がしやすいことや、弾力を感じられるところがメリットです。しかし、重みがある分、ズレると違和感が大きくなるのはデメリットかもしれません。

関連記事：乳がん全摘のパッドがずれる問題を乳がん専用ヌーブラで解決

どこで買う？乳がんパッドの購入先と価格の特徴

乳がんパッドは、実店舗のほか、メーカーの通販サイトや楽天市場などのショッピングモールで販売されています。

ネットモールの商品と価格帯

楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどのショッピングモールで販売されている乳がんパッドは安いものがほとんどです。調べてみると、2,000円から5,000円の価格帯が多いようでした。たくさんの商品を一度に比較しながら選べるのがメリットです。

メーカー直営専門サイトの商品と価格帯

メーカー直営の専門サイトでは、充実した機能を備えた独自の商品が取り扱われています。ブランドや商品の説明も詳しく掲載されているので、自分に合うものが見つけやすいというメリットがあります。運営元が知名度のある企業であればなお安心です。価格帯は10,000円から20万円以上と幅が広くなっています。

実店舗の商品と価格帯

実店舗では、その店舗を運営しているメーカーの商品を販売していることが多いようです。お店にもよりますが、専門フィッターによるフィッティングをしながら購入することができるのが一番のメリットではないでしょうか。価格はオーダーメイドを含めピンキリですが、個別にフィッティングをすることで確実に合うものを選べるので、失敗したくない場合の選択肢としておすすめです。

しかし、近所にお店がないことも多く、利便性の面ではデメリットもあります。

乳がんパッドの選び方とブレストケアヌーブラの3つのポイント

乳がんパッドを選ぶときのポイントを、ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップを例に解説していきます。ブレストケアヌーブラは、乳がんパッドと人工乳房としての役割だけでなくヌーブラの機能を併せ持った唯一無二のオリジナル商品です。次の3つのポイントで整理するとわかりやすいと思います。

• 皮膚への負担と着用可能時期について
• 素材と形状維持力について
• 洗濯のための準備

いつから着けることができる？皮膚への負担と着用可能時期について

ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップは皮膚に直接貼り付けるため、術後に皮膚の状態が落ち着いてから使用することをご理解いただいた上で購入をお願いしております。個人差はありますが、一般的には術後3か月以上を経過した回復期以降からの利用をおすすめします。3か月以上経過していても、傷口の状態によっては剥がすときの痛みが気になることもあります。現在のところ、実際にご利用いただいている方は術後6か月から1年以上経過していることが多いです。

なぜ術後すぐに着けたらだめなの？

お胸に貼り付ける粘着タイプの場合、取り外しの際に皮膚が引っ張られるため、痛みを感じることがあります。皮膚の状態が安定していないときに使用してしまうと傷口が荒れたり出血する可能性があるので要注意です。また、シリコンパッドは通気性や吸水性がないため、汗やムレによって皮膚に負担をかけてしまうかもしれません。

ブレストケアヌーブラの粘着面は安心できる？

ブレストケアヌーブラは、皮膚パッチテストをクリアした粘着シリコンを使用しています。医療用にも使われる品質の粘着シリコンを使っているので、粘着力の強さだけでなく、皮膚への負担も最小限に抑えられます。

使用可能時期までは何を使えばいいの？

ブレストケアヌーブラは、術後6か月～1年以上経過してからの使用がおすすめです。皮膚が安定するまでは、粘着が無い綿の乳がんパッドが適切かと思います。通気性と吸水性があり、軽くて柔らかい素材を選び、できるだけ術部に負担がかからないように配慮してください。

もし、早い段階でブレストケアヌーブラを使いたい場合は、粘着面にフィルムを貼ったままパッドとして使用するという方法もあります。

関連記事：乳がんパッドの代用になる人工乳房

着けたらどんな効果？素材と形状維持力について

一般的な乳がんパッドはブラジャーの中で動きやすく頻繁にずれて不快さが増してしまいます。一方、ブレストケアヌーブラはお胸に直接貼り付けるので、本物のお胸のように一体感のある動きをします。自分のお胸になったような着用感がメリットです。

柔らかい質感のメリット

ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップは、硬めのプルプル感がやや強いオーダーメイド人工乳房の質感とはやや異なる柔らかな弾力があります。この独自の柔らかさとしずく型の形状により、お胸にフィットしやすいのが特長です。

簡単に型崩れしないシリコンの形状維持力

シリコンカップは、簡単に型崩れすることなく取り扱い方法も簡単でとても使いやすいのがいいところ。ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップも、着用時に少し力が加わっても形状はしっかり維持されます。

関連記事：ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップの特徴まとめ

洗い替えは必要？素材で変わるお手入れ

乳がんパッドは洗濯が必要です。パッド本体はもちろん、カバーの洗濯なども必要なので洗い替えを用意しておかなければなりません。

綿やウレタンパッドの洗い替え

綿やウレタン製のパッドは水を含みやすく乾燥までに時間がかかるので、洗濯頻度に応じて洗い替えも必要になります。乳がんパッドは安いものでも2,000円ぐらいするので意外な出費になってしまうことがあります。

シリコン・ジェルパッドの洗い替え

シリコンは水を含まないので、洗ってもすぐに乾きます。綿やウレタンよりも汚れに強いので、洗い替えを大量に持たなくてもよいかもしれません。カバーを付けて使っている場合は、カバーの洗い替えだけ用意しておけば大丈夫です。

乳がんパッドもローテーション使いで長持ち

ブレストケアヌーブラは、下着と同じようにローテーションで使うのがおすすめです。少し休ませる時間をおくことで、粘着面のケアにも繋がります。長く使うためのポイントです。

おすすめ乳がんパッド・人工乳房を紹介

おすすめのブレストケアヌーブラとケアアイテムを紹介します。しずく型のブレストケアヌーブラ・ウォータードロップは、本物のお胸のようなシリコンの感触で、術後の凹凸にフィットしやすく設計されています。乳がんでお胸を全摘した方におすすめです。

商品名	ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップ
サイズ	サイズ3・サイズ5
価格	サイズ3：14,960円（税込）, サイズ5：16,940円（税込）

商品名	ヌーブラソープ
容量	100ml
価格	1,650円（税込）

商品名	ヌーフィルム
枚数	16枚
価格	440円（税込）

乳がんパッドのよくある質問3選

乳がんパッドが必要になったときによくある質問を3つ紹介します。乳がんパッドを上手に利用すれば、外出時もお胸のことを気にしすぎることなく楽しく過ごせますので、以下の内容を参考にしてみてください。

乳がん専用ブラジャーは必要？

乳がん術後は、乳がん専用ブラジャー以外のブラジャーを使っても大丈夫です。日本乳癌学会発行の「患者さんのための乳がん診療ガイドライン2023」においても、「必ずしも乳がん専用のブラジャーを着用する必要はない」と記載されています。一番は、用途や好みをもとに、自分に合ったものを選ぶことではないでしょうか。

お胸の膨らみを補い、左右の重量バランスを整えることができる乳がんパッドを併用することで、ブラジャーを選ぶ自由度が広がります。

関連記事：乳がん手術後の下着をサポートするおすすめブレストケアヌーブラ

温泉やプールに使用できる？

一般的な乳がんパッドは、温泉やプールなどのブラジャーを着用できないシーンには向かないかもしれません。特に、綿やウレタンは水を含むので使いにくいかと思います。その点で言えば、ブレストケアヌーブラはお胸に直接貼り付けることができ、水を含まないので水中でも使えます。水中でも剥がれないので、温泉やプールでも大丈夫です。（※万一に備えて水着などの着用を推奨しています。）

汗やムレが心配なときのおすすめは？

通気性や吸水・吸汗性がある綿の乳がんパッドがおすすめです。シリコンやジェルは通気性や吸水性が無いので汗やムレの原因になります。術後しばらくの間は皮膚を保護するためにも綿素材を選ぶと安心です。

乳がんパッドの選び方と種類ごとの特徴を紹介しました。様々な乳がんパッドがありますが、ブレストケアヌーブラもおすすめです。是非ご検討ください。