乳がんでお胸を全摘しても温泉旅行を楽しもう!入浴時の工夫とリサーチのコツとは
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「手術後、大好きだった温泉旅行を諦めなければならないの?」
温泉旅行を楽しみにしている方にとって、乳がんの手術でお胸を失うことは不安や悩みが大きいと思います。全摘手術をしてから、大切にしてしてきたことを諦めてしまった方も多いのではないでしょうか。そんな方にも是非温泉旅行を楽しんでもらいたい。
この記事では、私たちの商品で温泉旅行を満喫する小さな工夫を提案していきます。是非、最後まで読んでみてくださいね。
Aさん(50代)の場合:
- 最初は誰かに傷跡を見られることが怖くて、温泉なんて絶対に無理だと思っていました。でも、主治医に相談し、まずは貸切風呂のある小さな宿から始めてみました。家族の支えもあり、少しずつ自信を取り戻すことができました。
温泉旅行における人工乳房の活用法

人工乳房を使用すると、健側と患側の左右差を補いシルエットを整えられるところが大きなメリットです。様々な種類の人工乳房がありますが、特にオーダーメイドのものは精巧にお胸が再現され、裸になっても人工物を装着していることがわからないぐらいの外見にできます。
温泉で使用する人工乳房の選び方
人工乳房を使用することで入浴着などを使わなくても温泉を楽しむことができる可能性があります。特に、オーダーメイドで精巧に作られた人工乳房は、他の入浴客の視線を気にせずに入浴を楽しむことができるかもしれません。
ですが、すべての人工乳房が温泉で理想通りに使えるとは限りません。人工乳房メーカーの取扱説明をよく確認し、正しく使うことが求められます。
オーダーメイド人工乳房の場合
オーダーメイドの場合、他の入浴客から見ても人工乳房を装着していると気付かれにくく、裸でも大丈夫なくらい高品質なものもあります。しかし、入浴時に粘着を維持するために「専用の接着剤」や「水の侵入を防ぐ透明テープ」が必要な製品もあるので、その点やや面倒かもしれません。
ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップの場合
ヌーブラの人工乳房、ブレストケアヌーブラは、装着するときに専用の接着剤や透明テープは不要です。
入浴前の乾いている状態でお胸に貼り付けておけば、途中でカップ内に水が侵入しない限り、水中でも剥がれない仕様です。この仕様や粘着の安定感などは、長年販売している水着用ヌーブラのヌーブラ・ビーチと同じです。
- 接着剤や透明テープは不要
- 水中でも使用可能
一方で、オーダーメイドのように元のお胸と同じ形を再現したり、ご自身のお肌の色に馴染ませることはできないという既製品ならではのデメリットもあります。これだけを付けて裸でいると、人工乳房を着けていることが他の入浴客からもわかってしまいます。
人工乳房を使って温泉を楽しむコツ
温泉で人工乳房を使うときは途中で剥がれ落ちてしまわないことが大切です。特に、ヌーブラのように粘着シリコンで貼り付ける製品は、水が人工乳房とお肌の間に浸入してしまうと、剥がれ落ちやすくなる可能性があります。ブレストケアヌーブラ使用時は、もしもの事故を防ぐために、水着などでカバーしておくことを推奨しています。
温泉で使うときは、人工乳房の販売元の説明に合わせて正しく使うのが温泉を楽しむポイントです。
温泉で水着を着用する
水着着用や湯船へのタオル持ち込みを禁止するなど厳しい入浴ルールがある温泉もありますが、最近では水着や入浴着を着用して入れる温泉も増えてきています。
水着は密着性が強めなので、もし粘着がゆるんだとしても落ちることはまれだと思います。一方、入浴着やタオルは、体のラインが出ない大きめのものが多かったり、タオルは掛かっているだけになるので、人工乳房がはがれたら入浴着の中に落ちた状態になるか、タオルの場合は最悪落下すると思います。
そういった意味でも、水着の着用が一番安心です。
乳がんでお胸を全摘していても温泉を楽しむ方法

温泉での入浴は、罹患や治療の影響による体調の変化はもちろん「他人の視線」に悩む方にとって、最も抵抗感を持ってしまうことの一つです。人工乳房や温泉着などで対策をしつつ、少しずつ慣れていくことで無理なく楽しむことができるようになるかもしれません。
こんな不安な気持ちはありませんか?
「こんな気持ち、私だけ…?」と思っていませんか?
- 傷跡を人に見られたくない
- お湯に入って大丈夫かしら
- 周りの目が気になる
- 体力的に心配
これらの不安は、誰もが感じている自然な気持ちなんです。
経験者から学ぶ不安解消の具体的な方法
不安な気持ちを和らげ、温泉旅行を楽しめるようになるには回数を重ねながら、ゆっくりとチャレンジしていきましょう。最初のうちは、事前リサーチをして、安心できるところを選ぶのがおすすめです。
最近では、乳がんの女性が安心して利用できるように取り組んでいる温泉もあるので、要チェックです。
1. 施設選びで工夫する
まずは安心できる温泉施設を選ぶところから始めましょう。
- 近場の温泉を選ぶ
- 貸切や家族風呂のある温泉を選ぶ
- ピンクリボン温泉ネットワークの施設やピンクリボンのお宿などを選ぶ
参照:認定NPO法人 J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)ピンクリボン温泉ネットワーク
参照:ピンクリボンのお宿ネットワーク
2. 体調の管理をする
手術から間もない場合や、体調の変化がある場合は主治医に相談してみましょう。
- 入浴時間は短めに(10-15分程度)
- のぼせ防止に、こまめな水分補給
3. 安心できる人や環境を選ぶ
焦らず、段階的に慣れていくのがコツです。
- 最初は信頼できる家族や親友と行く
- 早朝や夜間など、温泉が比較的すいている時間を活用する
- にごり湯など肌が目立たない色の温泉を選ぶ
温泉施設の事前リサーチポイント
温泉を利用するときにできる限り不安を無くすため、施設のホームページや電話などで次のようなことを事前リサーチするのがおすすめです。
- 浴場や脱衣所の明るさ
- 洗い場の仕切りの有無や広さ
- 人が少ない時間帯
- 水着、タオル、入浴着を着用して入浴できるか
乳がんコミュニティ等で取り上げられている温泉などを調べてみるのもよいかもしれません。
ブレストケアヌーブラで露天風呂に行けるかも!?

安心できる温泉施設を見つけたあとは、温泉を楽しむためのアイテムの選択肢のひとつとして、ヌーブラの人工乳房もぜひ候補に入れてくださいね。
ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップを使うと、こんなメリットがありますよ。
- 傷口を隠せる
- 水着を併用すると乳房がないことがわからないシルエットに
- 簡単に着脱できる
- 正しく付ければ水中でも剥がれない
- 正しく洗えば繰り返し使用できる
- 持ち運びしやすい
ヌーブラの人工乳房は、特に水着を着用できる温泉と相性が良くておすすめ。水着必須の露天風呂も増えているので、探してみるのも良いかもしれません。
ご検討の際は、商品を詳しく見てみてくださいね。
フレキシブルにフィットする柔らかい人工乳房
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